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台風が近づいている。少年時代、川の増水や風にしなる街路樹、そしてもしかしたら明日休校かも、的なことにワクワクしたものである。 近頃の子供達は、ゲリラ雨などで胸をはずませてんだろうか。けしからん話であるが、いつかの自分と50歩100歩、どっちが100かわからんが、たいしてかわりなかろうもんである。 さすがにこの歳になるとスリルなど全く味わえず、自然の猛威はでら恐ろしく、家の被害、交通の事など心配事は増えるばかりである。 ちょっとした振替休日の今日、石橋をたたく感じで、妻を車で迎えるついでにお散歩&買い物、そして風や波の高さをチェックしにお出かけであった。
海岸に着くとゴゴーと大音響、しかし風ではなく飛行機の騒音であった。波も穏やかでナッティも余裕の笑顔である。 夕日がとても美しく、この後に嵐がくることなんてうそっぱちのように、静かであった。猛威もあれば驚異もあるものである。
蒸し暑さにやられたのか、ナッティはアウトレットモールでバタり、噴水前の石像のようであった。 そしてペットショップでお買いもの、ナッティは台風のように駆け回り、麻薬探知犬のようにフード、オヤツのニオイを嗅いで回った。
生体販売の方が、仔犬のビーを解放、4か月のビーにナッティは防戦一方、最後はひっくり返り終戦を告げた。 オヤツと食料を買い込み、万全で凱旋した。早くどっか遠くに消えて、台風一過をワクワク待つ次第である。 |
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