結婚を記念すべき日は過ぎ去りし先日、遅ればせながらお祝いを、と夫婦水入らずでお食事にお出かけ、今年の結婚記念日を祝う晩餐会は、、、
“ 一碗水 (イーワンスイ) ” 知らない人を知らない、大阪一予約の取れない中華料理店である。
毎月1日のみ予約では、開店から予約いっぱいまで、つながることがない電話、スマップのコンサートチケットより困難なハードルである。
僕は見えない力をふりしぼり、1日休みを取り、電話をかけ続けること90分、ようやく手に入れた予約席であった。
堺筋本町から歩くことしばし、たどり着いて誇らしげに予約していたプロフェッサーを名乗ると、カウンター12席の店内に流れるわれらのマイケルジャクソン、冷たい感じだがかなりめやりおるオーラメラメラの店主が、冷たく案内であった。
まず驚いたのは、店内がすごくキレイで、換気扇まわりなんて、恐らく毎日掃除しているのであろう。
帽子をかぶらないのはどうかと思うが、おいしんぼの世界の料理人のような感じで、店のこだわりが喰わずとも伝わってきた。
そして店に来て感じたのは、客の一体感、タイトルは違えど同じ目的ここに訪れ、何よりも1日、アホみたいに電話をかけ続けた人たちの集まりだからであろう。
コネクションもなく、みんな横一線に並び、たった一人の料理人が繰り出すショーを唾をのんでじっと見守っていた。。。