酒場という聖地へ 酒を求め、肴を求めさまよう・・・。
電車通勤もあってか、酒の席に呼ばれることが多いこの頃である。先週、京都のメーカーさんと名古屋の取引先との飲み会へと待ち合わせのJR京橋の駅へ。。。
あまり縁のない京橋の駅であるが、内回りの車窓から見る風景はビジネスパークの高層オフィス街であったが、待ちあわせの東側は・・・。ディープな大阪の飲み屋街であった。
先についた名古屋人とお店を探してウロウロウロ、三つ揃えの紳士や、結婚式二次会のようなファッションの女性による、呼び込みが盛んに行われており、エロスとアルコールの匂いがプンプン、あやしい、大阪人から見てもあやしい。。。
とりあえず健全な300円均一の居酒屋を発見、駅前に戻り京都チームを待つことしばし、名古屋人も僕も立ち飲みの経験がなく、目の前でグビグビグビ、焼き鳥を焼くフレグランス、ついついつられて恐る恐るイートイン!
「いらっしゃい!」と威勢のいい声で出迎えられるも最後、注文を聞く耳も持たずアウェーな空気・・・。取り合えず生ビール!を頼んで乾杯、串カツは目の前にあるが食べて良いのか断りを入れるべきか。。。
カバンの置き場さえ分からず、しばし二人で独り言のようにボソボソ、と、その時!となりに来た客中年の客にカバンはこちらへ、飲み物は?串二度揚げしますんで!っと手のひらを返したような接客が・・・。
さめきったエビフライを喰らいつつ、次に出た言葉はお勘定、であった。まだここに来るのは早すぎたようである。
京都チームが合流し300円均一の居酒屋へ移動、立ち呑みの敗北感をかき消すように、埼玉の製鉄会社の方々を含め大いに盛り上がった。
1970年代生まれ、それ以外にくくりはなく、キン消し・ガンプラ・ファミコン、話せばつながる共通点、名古屋でも京都でも埼玉でも、時代は同じように流れ、歴史を刻み、ここ京橋の酒場で巡りあい、一夜限りの絆を結んだ。
本当に楽しかった。呑んで、呑んで、語り、また呑んで、結局終電ギリギリまで大盛り上がりであった。
冷凍の肴でも、薄いビールでも、結局楽しめるのは集う人の心、それに尽きる、そう思う。
徴集のような飲み会では、どんなにウマい酒やウマい肴があろうと盛り上がらず、気の合う仲間が集まれば、ファンタとポテチでも大盛り上がりである。
さて、つぎはどこの酒場をさすらうのやら。。。