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らいすが、初めて NT-proBNP 検査を受けたのは、2007年の秋でした。
以来、不定期ですが継続して検査してきました。
3/8（月）の検査が13回目です。
その結果は・・・
5,503 pmol/L 。
のんきな母も、絶句。
魔の2月も無事に過ごせたと喜んでいただけに、ショックが大きかったです。
「らいすは元気で、食欲もあって、1月と何も変わらないように見えるのに。
お薬もちゃんと飲ませているし、運動も控えているのに」
「それなのに、なぜ？ どうして？ 何がいけなかったんだろう？」
久しぶりに、頭の中も、心の中も、しっちゃかめっちゃか、大騒ぎです。
でも、なんとなく、答えはわかっているんです。
何が変わったとか、何がいけなかったとか、そういう問題じゃなくて、
たぶん、病気が進行したってだけのこと。
何も変わらなくても、どんなに気をつけていても、病気は進行するものだから。
母Ａ：「そういう病気だもん、そういうものだよ」
母Ｂ：「そうだよね」
母Ａ：「でも、今、元気なんだから、それだけでありがたいじゃない？」
母Ｂ：「そうだよね、うん！」
ちなみに、母Ａも母Ｂも、母です。（汗）
自分と自分で会話するってかなり危ない感じですが、母は正気ですよ。（笑）
こうやって話をすると、立ち直れるんですよね〜。
めそめそしている暇なんか無いですものね。
すぐに、グラフ作成に取り掛かりました。
今回 5,503 pmol/L というとんでもない高値で、
これまでの NT-proBNP濃度のグラフでは間に合わなくなってしまったもので。（爆）
 Y軸を7,000まで増やして
作り直しましたよ〜♪
ところで、このグラフには、もう一つ、大きな変更点があるのですが、
お気づきになりましたか？
今回、検査の時に、「新しい検査ができるようになったんだけど」というお話を
先生から伺いました。
新しい検査？と聞いて、母は興味津津。
全ての検査は“らいすの治療のため”であるべきで、
らいすに負担がかかる無駄な検査はしたくない！と強く思っておりますが、
もともと血液検査をしていただくつもりでしたから、
「採血の量が極端に増えることがないなら、やってみたいです！」
と申し上げました。
「あっ、でも、2万円もする検査なら、やめときます！（汗）」
と本音も付け加えて。
すると、「費用は NT-proBNP検査と同じくらい」というお話。
「それなら♪」ということで、新しい検査もお願いしました。
新しい検査というのは、ANP検査です。
心房性ナトリウム利尿ペプチド atrial natriuretic peptide を略して ANP 。
検査会社さんの HP によると、
極めて早期の僧帽弁閉鎖不全症の発見に使えるという点が売りみたいです。
興味のある方は、こちら↓をご覧ください。
ttp://www.monolis.com/
ttp://www.monolis.com/kensa/naibunpitsu/anp.html
さて、らいすの結果ですが、98 pg/ml でした。
正常とされる参考値は、＜ 30 pg/mlです。
らいすは、ISACHCでいうと、クラスIIIaに該当すると思うのですが、
上記の検査会社さんのページのデータと見比べると、
クラスIIIa にしては、かなり低い方です。
ANP濃度は、アーチファクトのせいで低めに出たのかな〜？
NT-proBNP濃度は、しっかり高めなんだけど。（爆）
NT-proBNP検査とANP検査、どちらも心臓病のバイオマーカーですが、
これらの結果は、どのように解釈すればいいのでしょう？
僧帽弁閉鎖不全症からの心不全の進行したクラスにおいて、
どちらが病態をより反映していると言えるのでしょう？
セミナーでどのようにお話しされているのか、とても気になります。
余談：
NT-proBNPの結果を教えていただいてから、ANPの結果を教えていただくまで、
数時間ありました。
この間、母は思いっきり凹んでいました。
NT-proBNP濃度が 5,503 pmol/L なのだから、
ANP濃度も信じられないくらい高いのではないか？と思ったのです。
今、母は、ANP濃度が予想よりも低い値で本当によかった〜と思っています。
たとえ、アーチファクトで、実際より低い値になっているのだとしても。
やはり、数字で示されると、キツイです。（汗）
1項目でも悪ければ落ち込むのに、この2項目が共に異常な高値だったら、
めちゃくちゃしんどそうです。
次回は、どちらか1つにしとこうかな〜？（笑）
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Posted by rice | 23:50:00, Mar 11, 2010 | TrackBack:x | Comments:x |
